第4話 ガンダムに見られるギリシャ文字②
【ガンダムに見られるギリシャ文字9~15】
9. イオタ Ι ι S(スペリオル)ガンダム
注:開発当初のコードネームはιガンダムで、アナハイム・エレクトロニクス社がZ計画において開発した究極のガンダムで、ΖΖガンダムと同時開発された機体とのこと。モビルスーツの無人化を目指すためALICEという人工知能を搭載していたとのことで、宇宙世紀でも現代の車の開発と同じく自動運転を目指していたということのようです。
10.カッパ Κ κ ∑ガンダム
注:まず気になるにはκなのに∑ガンダムであること。この理由もかなり複雑で、∑ガンダムが雑誌で登場して、その後立体化したり、色んな雑誌で紹介されていく過程でコードネームがκであるにもかかわらず、この∑ガンダムが準公式アナハイムガンダムとなってしまったようです。もう、誰も止められなくなったのでしょうか?法則性が崩壊した瞬間です。
11.ラムダ Λ λ λガンダム
注:このあたりまで来ると、開発順番であるとか、素材由来であるとかは一切関係なく、λガンダムはイラストすら存在していないそうです。なのに名前は存在するというのは、熱心なガンダム外伝製作側とファンが生み出したものと言っても良いと思います。
12.ミュー Μ μ μガンダム
注:こちらはアムロが設計するνガンダムの前身の位置付けとなる機体のようです。全体的にνガンダムよりも角が立った形状とのことですが、サイコフレームを搭載した試験機のようです。
13.ニュー Ν ν νガンダム
注:ご存知アムロが設計したサイコフレーム搭載モビルスーツ。γガンダム(リック・ディアス)から数えて11番目のアナハイム・ガンダム。当時はNEWと勘違いする人が多かったと思います。アムロのためのワンオフ機で、映画「逆襲のシャア」での圧倒的な強さが印象的でした。アムロがあのような形でシャアと共にMIAとなってしまったのは非常に残念でした。
14.クシー Ξ ξ Ξガンダム
注:アムロの意思を継ぐという意味でマフティー・ナビーユ・エリン(ハサウェイ・ノア)がアナハイム・エレクトロニクス社に発注したガンダム。これはなかなか読めないギリシャ文字の一つかと思います。2020年に映画が公開される閃光のハサウェイは非常に気になりますね。
15.オミクロン Ο ο οガンダム
注:Ξガンダムの発展型としてコードネームοガンダムが計画されたらしいのですが、詳細は一切不明だそうです。どうもこのガンダムを最後にアナハイム・ガンダムは確認されていないそうです。こうしてアナハイムがサナリィにその地位を取って代わられていくのかと思うと、歴史を感じますし、常にトップを走り続けることの難しさを痛感します。
【宇宙世紀だけでもこんなに深い】
パイ以下はファンの方がオリジナルガンダムを設計したり、各々で楽しんでいるようで、そうやって楽しめる時点で、物凄い価値のあることだと思います。しかも、ここで綴ったのは宇宙世紀だけ。ガンダムは違う世界でも無限に広がっていて、内容がとても深く、興味が尽きません。それぞれの年齢層がそれぞれのガンダムを語り合う、これがガンダムの醍醐味であることは言うまでもありません。そして、ガンダムユニコーンや閃光のハサウェイ、ガンダムナラティブのように、宇宙世紀の未来を描く作品が最近は増えてきているように思います。パイからオメガまで、あと9つのギリシャ文字のアルファベットが残っていますので、その分新作品が作れる訳ですし、内容もグラフィックも年々グレードアップしていくのではないでしょうか?そんな期待を込めつつ、筆を置きたいと思います。
■参考作品名
『機動戦士ガンダム ADVANCED OPERATION』
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